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少年アート

  • ChiyodaStaff
  • 2019年7月12日
  • 読了時間: 1分

更新日:2019年7月17日

ロビーも兼ねたアートスペースに古書店で入手した書籍が加わりました。『少年アート―ぼくの体当り現代美術』(中村信夫著)。80年代、ロンドン美術大学院で学んだ著者の活動記録。著者が出会ったアートワールドを共に目指す若きアーティストたちとの交流。切磋琢磨の日々。


80年代、美術史を動かしていくアートワールドと呼ばれるグループに入っているとみなされるアーティストは約200人。彼らが活動に使っているギャラリーはだいたい50箇所…、などと世界の美術界のことが具体的に生々しく語られている。一方、日本ではそのアートワールドに関わっているギャラリーはほとんどない、ギャラリーの運営法が理解されていない、と本の中で著者は指摘している。今は変わっているのだろうか。興味深い。


著者はイギリスからアメリカにも足を延ばすが、(イギリス、ヨーロッパから渡った著者の目には)西海岸では、これといって見るべきものがあるようには感じられなかったという感想も興味深かった。



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